玄関は中国人の聖域? 中国のビックリお家事情

クローゼット

◆中国では玄関で〇〇する

 

玄関に鏡が置いてあって、出かける前に身だしなみの最終チェックをするという方は、多いのではないでしょうか?

 

ネクタイのゆがみを直したり、コサージュの位置を確認する、といったぐあいです。

 

靴と洋服が合っているかどうか、を見たりもしますよね。

 

でも、中国では、玄関でもっと本格的に身だしなみを整えるんです。

 

中国では玄関に洋服を掛けるためのフックが設置してあることがよくあります。

 

ここにはもちろんコートなどを掛けるわけですが、コートと一緒になんとズボンまで掛かっているのです。

 

最初のころ、私はその意味が分かりませんでした。

 

◆中国のとある社長宅にて……

 

クローゼット

ある時、ある会社の社長さんのお宅に行く機会があったのですが、私はテニスコートぐらいの広さがあるのではないかと思うようなリビングで、奥さんと談笑していました。

 

それから、一緒に外で食事をしようということになったのですが、なんと奥さんはリビングの入り口のドア、つまり玄関でズボンを履き替え始めたんです。

 

私は一人でびっくりしながら、気にしていないふりをしていましたが本当に衝撃でした。

 

中国の北側の冬はとても寒いので、家の中の暖房設備がしっかりしています。そのため真冬でも家の中ではTシャツ一枚で過ごせるほどポカポカで快適です。

 

それで外から帰った後、コートだけを脱いでも足りないのでズボンやセーターも脱ぐことになります。

 

分厚いインナーを着ているので、そのまま家の中をうろつく人も少なくありません。

 

でも出かけるときにはしっかりと着込んで出かけるので、そのためには玄関で着替えをするのが一番効率的なようです。

 

他の人の家に行っても、状況はみんな同じです。

 

大きな家でも小さな家でも玄関にフックがありズボンがひっかけてあります。

 

なかにはフックだけではなく、もっとちゃんとしたクローゼットを置いている人までいます。

 

今でこそ見慣れた光景ですが、最初は本当に目のやり場に困ってしまいました。

 

さすがに私は今でも真似できません。

 

日本ではまるで考えられない事だと思うのですが、国が変われば常識も変わるものなのですね。

 

◆中国の玄関事情と暖房には関係が?

 

玄関での着替えはできない私ですが、中国の冬の暖房は大好きです。

 

家に帰ると、というよりマンションのエントランスに一歩入ればもう暖かいんです。

 

日本の実家では、家に帰ってからエアコンかストーブのスイッチを入れ、早く早くっと念じながら部屋が温まるのを待つのが常でした。

 

寒いトイレにはあんまり行きたくないし、モコモコするのが嫌いでも靴下は二枚履き。

 

寒がりの私には過酷な環境でした。でも、中国では冬が好きになっちゃいました。

 

日本の暖房も、ズボンを脱ぎたくなっちゃうほど温かくなったらいいのにな、と思います。

 

でも、それで玄関で着替えることが定着していくかは疑問ですが。

 

習慣や常識って場所によって大きく変わって面白いですね。