中国人の合言葉? 中国と「水」と「果物」の関係

果物

◆「お大事に」ではなく、「水を飲んで」?

 

日本で風邪をひいたときに周りの人がかけてくれる言葉と言えば、「暖かくしてよく休んでね」だと思います。

 

これはもちろん、中国でも同じですが、中国ではその前に必ず「たくさん水を飲んで」がつきます。

 

はじめのころは、その意味が良く分からなかったのですが、これは気候と関係しているようです。

 

中国の北側は日本ではありえないほど乾燥しています。

 

そのため、何でもかんでも、よく乾くんです。もちろん体も。

 

意識して水を多く取るようにしないと体に熱がこもって、東洋医学でいう「上火」の状態になります。

 

「上火」になると風邪を引いたり、吹き出物ができたり、喉が痛くなったりといろいろな症状が出てきます。

 

そこで、水をたくさん飲むことによって「上火」を改善してあげよう、というのが「水を飲め」の考え方です。

 

実際やってみると効果があり、土地の習慣には逆らえないと思ったものです。

 

ただ中には、こうした理論的なことを考えずに「水を飲め」と言っている人もいるようで、捻挫した、胃が痛い、爪がはがれた、といった場合にも「もっとしっかり水を飲め」との声が聞かれます。

 

もうすでにこの言葉は文字通りの意味というよりも、慣用句として使われるのではないかと思います。

 

◆果物必須! 中国の台所事情

 

果物

 

「果物を食べろ」も水のそれと同じように、相手の体を気遣う決まり文句のように使われています。

 

でも、中国人の食べる果物の量がとても多いのも事実です。

 

果物を一回の食事とする人も珍しくありません。

 

日本と違い、中国では果物がほかの物に比べてもとても安いので、一般庶民の毎日の生活に欠かせないものになっています。

 

中国の料理は脂っこいものがとても多いのですが、彼らは果物をたくさん食べることによってバランスを取っているのではないかと思います。

 

この習慣も古代から受け継がれた知恵なのでしょう。

 

郷に入っては郷に従え、と言いますが、中国ではみんなと同じように水をしっかり飲んで、果物をたくさん食べたら健康的な生活がおくりやすくなるのだと思います。

 

◆中国人の知恵って、スゴイ

 

 

夏は辛いものを食べるな、というのにも少し驚きました。

 

でも、乾燥した暑さの中で辛いものを食べると、すぐに胃が痛くなったり鼻が乾いたりする、という経験から、地元の人の知恵を侮ってはいけないんだと学びました。

 

日本での常識も、海外に行ったら常識ではないことが多くあります。その土地の常識って大切なんですね。

 

ちなみに、中国ではマンゴーやパイナップル、マンゴスチンといった果物も安く買うことができます。旅行に行った時にはぜひ味わってみてくださいね。